SPACE549について

ホームページを開設したものの、各ページ再チェックをすると必ず不備が見つかる、そんな状態ですが、工房のオープンを予定してる8/18までには極力誤りを少なく修正したいです。

さて、まだオープン準備段階ではありますが、工房について簡単な紹介をさせていただきたいと思います。私は代表を務めております波多野と申します。

工房の所在地は茨城県水戸市の開江町という町にあります。開江町と言っても、水戸に住んでいる方でも知らない方も多いと思いますし、字は目にしたことはあるけど読み方を知らない方もいるのではないでしょうか。「開江」と書いて「ひらくえ」と読みます。私もこの土地のことを初めて知った時は「かいえちょう?」と読んでしまいました。そんな開江町ですが、自然の多い水戸市の中でもさらに自然が多く、また田畑も多い、そんな地域です。そう言えば今年の初夏に、近くを散策していたらホタルが乱舞しているのを見かけました。

工房がオープンするのは、そんな地域の中にある、とある古い民家です。古い民家と言っても増築しているので、正確には「古い民家の部分」になります。いわゆる古民家ということになるのかもしれませんが、古民家というとなんていうかこう、敷居が高い感じがしてしまいますが、当工房はあくまでごく庶民的な「古い民家」部分を改装した、そういう場になっています。

その古い民家の部分をまるっと工房に利用できたのは、ほとんど使っていないスペースになっていたからでした。つまりはそこが不便だからで、例えば手洗い・トイレはなく、部屋は当然畳敷きで冬場は下からの冷気がすごい。そして何より隙間風が入るような作りになっているので冬が寒い。またエアコンがないために猛暑日であってもクーラーを使うことができない、そんな状態でした。でも、やっぱり昔ながらの作りなので基礎となる雰囲気がいいんですよね。そこでその雰囲気を残しつつも改装し、靴と革製品の工房として作り上げていくことにしました。

こうして間も無く完成する工房ですが、完成するのを一番心待ちにしていたのは、もしかするとうちにある3台のマシンかもしれません。この「2台のミシンと1台の革漉き機」は縁あって譲っていただいたものなのですが、まだこの場に工房を開くことを決める前から一足先にここにやってきていました。彼らも漸く、蔵の中にしまわれていたのが工房の定位置につくことができたのですが、そんな工房を支える機械たちも近いうちに紹介したいと思います。現在工房には、 ポストミシン、17種腕ミシン、18種腕ミシン、平台職業ミシン、八方ミシン、靴底圧着機、切削機、があります。

道具類ではコテ類の種類がまだ少ないのですが、基本的な作業のできる道具は揃っています。あとは、冷蔵庫もできれば備えたいのですが、今の所冷蔵庫はないです。ポットとコーヒーミルとドリッパーはあるんですけどね。

紹介というには内容的には不足しているのかもしれませんが、細かい部分は徐々にブログで紹介していきたいと思います。SPACE549を宜しくお願いいたします。